アール・ナノバイオ(株)は、国立研究開発法人理化学研究所・伊藤ナノ医工学研究室で開発された先端技術を用い、高度な医療を中心に様々な応用展開を開発・提供しています。

   最初の商品化は、独自の光固定化技術を用いたマイクロアレイ・チップ技術を用いて行いたアレルギー診断用のシステムです。41種類のアレルゲンに対するIgE抗体を、指先採血したごく微量の血液を使って30分で検出することができ、日本ケミファ(株)から医療保険収載体外診断薬として販売されています。

 このプラットホーム技術を使って、検査できるコンテンツを増やすことにより、研究と社会実装の好循環を加速し、その拡張によって新しい医療や分析システムを実現することを目指します。

   さらに、独自の刺激応答性高分子技術や進化分子工学技術を用いて、診断や治療に使える新しい医療技術や先端技術を提供できるようにしてゆきます。

 技術背景は、バイオ医用高分子(日本化学会編、伊藤嘉浩著、共立出版)に紹介されています。